我が家では小5から塾なしでの家庭学習を開始しました。なぜ塾なしにしたかという点については、ブログ(なぜ塾なしで学習することにしたか)に書きました。ここでは、小4以前に我が家でやっていたこと、注意していたことをについて、2点書きたいと思います。
夏休み・冬休み・春休みの活用
まず一つ目は、学校の休み期間の活用です。ここで何をしたかと言うと、休み期間中の学習の計画を立てさせて、それを実行し、できたかどうかをチェックさせ、できなかった場合にどうするかを考えさせました。小学生に入っての初めての長期休暇となる夏休みからやらせました。もちろん、上手くできませんでしたが、ゆくゆくは自分で何かを計画・実行し、上手く行かなければ原因を考え改善し、必要に応じて見直すといったことのスキルを早めに身につけてほしかったので、練習の意味合いも含めて小1の夏休みから体験させました。
実行する課題は学校から出された宿題と市販の夏休み用ワークでした。初めてなので私が一緒に計画をたてましたが、やはり小1ということもあり、「言っていることが分からない」と泣きながら、それでも一生懸命作成していたことを今でも覚えています。小1がたてた計画ですのでもちろん荒いですし、無理があるものでしたが、それを軸に夏休みの学習を実施させました。そして、小1の夏休みからすべての長期休暇(夏・冬・春休み)で実施させました。
その甲斐あってか、小5から始めた家庭学習で、もう少し細かい粒度の計画をたてて実施させていますが、やるのが当たり前という感じで計画をたてて実行しています。これを書いている時点では中1ですが、大人から見ればまだまです。それでも、やることの意味を理解し、前向きに取り組んでいると思います。そして、徐々にスキルが向上していますし、この身につけたスキルは、今後の一生を通していかせるものだと思っています。
当時実際に書いたものは流石にありませんでしたが、計画をたてるために作成したフォーマットがありましたので、例として以下に画像を掲載します。
学校のカラーテストの確認
二つ目は学校のカラーテスト(小学校で実施する確認テスト)の確認です。そんなに大したことではないかもしれませんが、子どもが学校の授業を理解しているかどうかを確認するには、カラーテストの出来具合を常日頃から確認することが最も簡単な方法だと思います。このため、我が家では返ってきたカラーテストはすべて親が目を通しました。幸いにも、我が家の2人の子どもは、小学校の授業をまじめに受けているようで、カラーテストはだいたい80点以上をとれていたと思います。何点以上だと良いのかの正解は言えませんが、私はだいたい80点以上なら良いのだろうと思っています。もし、平均的にそれより低い場合は何かしら対策を打っていたと思います。
また、点数が良いとしても、間違えた問題のうち、これはきちんと理解しておいた方が良いと思ったものについては、子どもの理解度を確認しました。たいてい算数の問題でしたが、私自身の感覚ではありますが目についた問題の見直しをさせるということをしました。
このようにして、家庭学習に入る前段階では基礎力が身についていることの保証をとっていました。
これら二つは、小5からの家庭学習に入る前の準備のようなものでした。具体的にいつから、どのように家庭学習を開始するのかは、小1の段階では全く考えていませんでした。しかし、これら二つのことは、先々にとって絶対に必要であることは分かっていました。もし、このブログをご覧になった方が小学校低学年のご家庭の方であり、ご賛同いただける場合はご家庭で実施いただければと思います。小学校高学年より上の場合でも、今からやるかやらないかで、その後が変わってきます。やることに遅いということはないと思いますので、参考になさっていただけると幸いです。