数学学習プラン8

勉強が普通な子が中2から数学の学習を進めるプランです。前提となる考え方は次の通りです。

  • 中1数学の基本は理解している前提とします。このため、中1数学については最初に復習を行う程度とします。
  • 中2数学と中3数学の学習を進め、中3数学までの範囲を中3の頭に終わらせます。その後、受験対策に入ります。
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① ニューコース問題集 中1数学

中2数学に入る前に、中1数学の復習をします。使用する教材は「ニューコース問題集 中1数学」です。
この問題集を2か月程度で終わらせる想定です。
本教材は「基礎力チェック問題」、「実力完成問題」、「定期テスト予想問題」の3つに分けることができますが、もし1冊すべてを解くには量が多いという場合は、このうちの2つまたは1つを取り組むという形でもよいでしょう(「基礎力チェック問題」と「実力完成問題」、「実力完成問題」と「定期テスト予想問題」など)。
また、中1数学については中1のうちにきちんと学習しており自信がある場合は、この①はスキップして、②に入ってもよいと思います。

実施時期としては、中2の5月くらいまでに終わらせられるとよいと思います。

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ニューコース問題集 中1数学

② ニューコース参考書 中2数学 および ニューコース問題集 中2数学

中2数学と中3数学の学習は「ニューコース参考書」と、その問題集である「ニューコース問題集」をセットで使用します。
「ニューコース参考書」は最初に「教科書の要点」として各単元の基本事項の説明があります。続いて例題があり、そして練習問題があります。
まずは「教科書の要点」をしっかり読み理解します。次に例題を確認しますが、これは学校で先生が板書して解き方を教えてくれるものと同等と捉えましょう。例題と解き方を確認し、それを理解します。その後、練習問題を解きます。
章の終わりには「定期テスト予想問題」がありますので、これも解きましょう。

「ニューコース参考書」だけでは練習問題量が少ないため、それを補うために「ニューコース問題集」を使用します。「ニューコース参考書」でひとつの単元を終わらせたら、それに対応する「ニューコース問題集」を解きます。
「ニューコース問題集」にも解説がありますが、これは参考書の方で学んでいるので特に読まなくてよいでしょう。「ニューコース問題集」にも「定期テスト予想問題」があるので、これはしっかり取り組みましょう。

実施時期の目安は次の通りですが、スタート時期や進み具合に応じて調整してください。
② 中2範囲→中2の6月~中2の11月頃
③ 中3範囲→中2の12月頃~中3の5月頃

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ニューコース参考書 中2数学

ニューコース問題集 中2数学

③ ニューコース参考書 中3数学 および ニューコース問題集 中3数学

②の中2範囲終了後、③の中3範囲に入ります。教材の使い方は②と同じです。

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ニューコース参考書 中3数学

ニューコース問題集 中3数学

④ 高校入試対策 要点&問題集 合格へのスタートライン 数学

⑤の「過去問 および 模試」に入る前に、中学範囲全般の底上げを行います。本教材は中学範囲全体の総まとめをしつつ、過去の高校入試の問題を掲載しているので、復習および実力の向上を図ることができます。
本教材には解説部分もありますが、まずは問題に取り掛かってよいでしょう。しかし、正答率の低い単元については解説を確認したり、「ニューコース参考書」を復習したりして、弱点を克服するようにしてください。

中3の夏休み頃に終わらせられるとよいでしょう。

高校入試対策 要点&問題集 合格へのスタートライン 数学

⑤ 過去問および模試

本プランでは中学数学の範囲を進めてきましたが、高校受験向けの総仕上げとして過去問と模試を活用した学習を行います。

まずは過去問ですが、受験を予定または検討している高校の過去問を使用します。自分で解き、間違えた問題については解説を確認して理解しましょう。過去何年分やるべきかは残された期間、受験予定の高校数、他教科との兼ね合いなどあるので一概には言えませんが、志望順位の高い高校ほど多くの年次を行ってください。何年分やるかよりもこちらの方が大事なのですが、1度のみ解くのではなくて、2~3回解くことをお勧めします。また、2回、3回解いても間違える問題については、そのような問題を集めたノートを作成してもよいかと思います。何度も間違える問題は弱点ですので、そのノートを繰り返し確認することで弱点克服につながります。

中3になると受験本番に向けて模試を受けると思います。模試の結果に一喜一憂するかと思いますが、模試を受けたら必ず復習をしてください。間違えた問題については、次に同じ問題が出たときに間違わないようにすることが大切です。また、過去問の箇所でも書きましたが、再び間違えそうな問題(自信のない問題)についてはノートを作成し、繰り返し復習するというアプローチもよいかと思います。

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