今回は、塾に通って学習する場合と塾に通わずに学習する場合について比較し、さらに我が家がどう考えたうえで塾なしにしたかについて書いてみたいと思います(高校受験に向けてという前提です)。
塾ありのメリット・デメリット
まず塾に通う場合のメリット・デメリットを列挙してみます(塾によって当てはまるもの、当てはまらないものがあると思います。あくまで私が考える一般論です)。
塾ありのメリット
- 受験のプロが教えてくれる(受験に関するノウハウがある)。
- 塾にお任せなので、学習カリキュラムを考える必要がない。また、管理なども必要ない。
- 集団で受講する塾の場合、一緒に学ぶ塾生がいることで励みになる。
- 塾という強制的な枠組みで学ぶので、さぼる可能性が低い。
- 進路指導をしてくれる。また、必要に応じて相談に乗ってもらえる。
塾ありのデメリット
- 費用がかかる。
- 塾や塾の先生に当たり外れがあり、外れの場合、効果が低い可能性がある。
- 塾選びが大変かもしれない。
塾なしのメリット・デメリット
次は塾に通わずに家庭で学習する場合のメリット・デメリットです(同様に、あくまで私の意見です)。
塾なしのメリット
- 学習の進め方について、自分で(親子で)思考錯誤することができる。
- 高校受験の枠を超えたカリキュラムを組むことができる。
- 塾に通わせるよりも費用をだいぶ低く抑えることができる。
- 親が子どもの学習状況に注意を向けざるを得なくなる(半強制的に見守る形になる)。
塾なしのデメリット
- 学習の進め方や受験に関する情報を自分で(家庭で)集める必要がある。
- 家庭での学習によって我が子が正しく学べているかが分からない可能性がある(本当にこれでいいか、悩ましく思うことがある)。
- 学習習慣が身につかないと、学習が進まない可能性が高い。
我が家の場合
我が家が塾なしで学習することにした考えを書いてみたいと思います。
まず、塾なしのメリットに書いた以下の点が、我が家が塾なしにした主な理由です。
- 学習の進め方について、自分で(親子で)思考錯誤することができる。
- 高校受験の枠を超えたカリキュラムを組むことができる。
- 塾に通わせるよりも費用をだいぶ抑えることができる。
最も大きな理由は、学習に関して自分たちで考えて実行する点です。高校受験に向けた学習は、大学受験やその後の人生に向けての練習の位置づけと考えています(関連ブログ:なぜ塾なしで学習することにしたか)。このため、私が学習プランは考えるものの、子どもに自己管理させ、うまく進まない場合の再考なども子ども自身に行わせたいと思っています。最初のうちは上手くいかなでしょうが、中学を卒業する頃には、自分で進め方を考えて計画し、計画通りかをチェックし、必要に応じて見直すというスキルを身につけてほしいと思っています。塾に通うとこのような経験はできないと思います。
次に、高校受験の枠を超えたカリキュラムを組むことができる点も大きな理由です。我が家では、英語と数学は中学生の間に高校の先取りをしようと思っています。この理由は別途他のブログに書く予定ですが、これも塾では難しいことだと思います。
上記2点に加えて、さらに費用を抑えることができるという点ももちろん魅力的です。その分、親がやらないといけないことは多々ありますが、それは覚悟の上です。
次に、塾なしのデメリットに対してどう考えているかを書きます。まず、情報収集をする必要がある点ですが、これは親である私が行えばよいことであり、我が家ではクリアできると思いました。
次に正しく学べているか分からないという点ですが、これを予防するために私は子どもの進み具合に加えて理解度も確認するようにしています。と言っても、細かくテストをするとかそういうものではありません。例えば、英語は英文暗記につきあって、私が日本語を読んで子どもが英文を読む形にしています。また数学は、ノートをたまに見て理解できていそうかを確認するくらいです。あとは定期テストの結果は確認しますし、中1から模試を受けさせる予定です。それらのテストで学力を測ろうと思っています。
最後に学習習慣が身につかない可能性がある点ですが、我が家では学習計画をたてて、それを実行するということ行って対応しています(関連ブログ:学習計画の立て方)。事細かにチェックすることはしませんが、計画が書けているかどうか、計画通り進めているかどうかを軽く確認することはします。たまに予定より進み具合が悪いことがあるので、その時は見直しをさせたり、自分で見直しできない場合は一緒に考えたりしています。
このように、デメリットに対しては、親が対応すれば悪い方向に行かないと考え、塾なしを決断しました。
おわりに
塾なしにするとした場合、私の意見としては親の関与が必要になってくると思います。それをできるのかどうかが重要ポイントかと思いますので、塾なしをご検討される場合は、考慮いただくのがよいかと思います。
塾ありにされる場合は、いくつかの塾を比較検討するべきだと思います。お子さんの学力や性格に合う塾を選ぶべきでしょう。
塾ありでも塾なしでも、主役はお子さんであり、お子さんにとって一番良い方法を選択いただければと思います。