子どもが先々を考えるために親ができること

以前、こちらのブログ(子どもに学習させるということ)で、子どもが学習をするために親としてどういう点に気を付けているかを書きました。今回も、私が親として気を付けていることを書きたいと思います。

世間一般の構図として、親は子どもに勉強しなさいと言うが子どもはそれになかなか応じないというものがあると思います(そうではないご家庭もあるかもしれません)。それを回避するためにも、ブログ(子どもに学習させるということ)でご紹介したように、我が家では「突然やると言い出さない」ことと「徐々に増やしていく」ということに気をつけています。

今回はもう少し考えを広くもって、そもそも大人と子どものギャップについて考えてみたいと思います。私の意見ではありますが、親は子どもがたどった道、これからたどろうとする道を経験しています。自分の体験としては無いこともあるかもしれませんが、自分の周りの人の体験を見ているので分かるということもあると思います。その一つが学習についてだと思います。親自身が学生時代に勉強に取り組んでいようがいまいが、親は学生時代を経て社会に出ているので、子どもは勉強した方が将来にとってよい、と思えるのだと思います。

片や子どもはどうでしょうか。今から自分自身がたどろうとする道を、子どもは経験していません。高校受験、大学受験というものが将来控えていることは理解できるでしょう。ですが、実体験として経験していません。そんな子どもに、勉強しておかないと将来困るとか、勉強しておけば将来安泰だなどと言ってもなかなかピンと来ないのではないでしょうか(勉強さえすれば将来安泰だと言いたい訳ではありません。ここでは一般論として、そのような言い方を親としてはしそうだなということで、このような表現を使っています)。

そのような状況で、親としては何ができるのでしょうか。私は、これから子どもがたどるであろう道を、折あるごとに伝えて染み込ませようとしています。

将来的に君は社会に出て働くことになる。職につけば、その職を全うするために勉強するだろう。急に勉強と言っても難しいだろうから、大学に行って学ぶだろう。可能であれば、自分で興味のある分野を高校時代に見定めて、そこに進んで欲しいが、そうはならないかもしれないが、それでもいいと思う。高校時代は、大学進学やその後の一生のために学習しないといけない。今は、高校より先のことを見据えて学習しなければいけない。

というようなことを、時折話しています。これに追加して、君が通える範囲内にある学校にはこういう学校があって、こういう特徴があるんだよ。中2になったら学校見学なども始めて、徐々に高校のことを調べていこうということも話しています。

子どもは基本聞くだけです。ですが、回を重ねるごとに徐々に興味を持ってきているような気もします。

小学生の高学年から中1くらいの間に先々のことを伝えておけば、子どもの内々の準備期間というものを作ってあげられると思います。自分自身の経験をもとに先々のことを伝えてあげるということができる最も最適な存在は親だと思います。何をどう伝えればいいかの正解は無いと思います。伝えても子どもが100%受け取ってくれるわけでもないと思います。それでも、数%でも受け取ってくれれば、その子にとってプラスになると信じて、私はこのようなこともしていきたいと思っています。

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