数学学習プラン7

勉強が得意な子が中2から数学の学習を進めるプランです。前提となる考え方は次の通りです。

  • 中1数学の基本は理解している前提とします。このため、中1数学については最初に復習を行う程度とします。
  • 中2数学と中3数学の学習を進め、中3数学までの範囲を中3の頭に終わらせます。その後、受験対策に入ります。
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① 最高水準問題集中1数学

中2数学に入る前に、中1数学の復習を兼ねて若干難しい問題集に取り組みます。使用する教材は「最高水準問題集中1数学」です。
この問題集を2か月程度で終わらせる想定です。ですが、もし1冊すべてを解くには量が多いという場合は、この教材は「標準問題」と「最高水準問題」に分けられていますので、「標準問題」だけ取り組むという使い方でもよいと思います。

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最高水準問題集 中1数学

② チャート式中学数学2年 および 準拠ドリル および 最高水準問題集中2数学

①の中1の復習後、中2数学に入ります。ここでは3つの教材を使用します。「チャート式中学数学」とその「準拠ドリル」、そして「最高水準問題集」です。
まず「チャート式中学数学」ですが、この教材には新たに学ぶ内容の説明と、その例題、そして練習問題が掲載されています。使い方は、新たに学ぶ内容(「要点のまとめ」)を確認します。次に例題を確認しますが、これは学校で先生が板書して解き方を教えてくれるものと同等と捉えましょう。例題と解き方を確認し、それを理解します。その後、練習問題を解きます。
「チャート式中学数学」だけでは練習問題量が少ないため、それを補うために「準拠ドリル(チャート式 中学数学 1年 準拠ドリル)」を使用します。「チャート式中学数学」でひとつの単元を終わらせたら、それに対応する「準拠ドリル」を解きます。
最後に中1の復習でも使用しましたが、「最高水準問題集」を使います。「チャート式」に掲載されている問題よりも難しい問題に取り組むことにより、高校入試に向けた力を養います。「チャート式」のひとつの章を終わらせたら、それに対応する章の問題を解きましょう。1冊すべてを解くには時間が足りない場合は、「標準問題」だけ取り組む形でもよいでしょう。

実施時期の目安は次の通りですが、スタート時期や進み具合に応じて調整してください。
② 中2範囲→中2の6月~中2の11月頃
③ 中3範囲→中2の12月頃~中3の5月頃

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チャート式 中学数学 2年

チャート式 中学数学 2年 準拠ドリル

最高水準問題集 中2数学

③ チャート式中学数学3年 および 準拠ドリル および 最高水準問題集中3数学

②の中2数学終了後、③の中3数学に取り組みます。使い方は②と同じです。

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チャート式 中学数学 3年

チャート式 中学数学 3年 準拠ドリル

最高水準問題集 中3数学

④ 塾で教える高校入試 数学 塾技100

本教材は塾で習う解法テクニックを学べる教材です。本教材も、高校受験を見据えて取り組みます。
中1分野が10単元、中2分野が23単元、中3分野が60単元、整数・規則性分野が7単元あります。
⑤の「過去問および模試」に入る前に、この教材を使用して数学の学力向上を図ります。

本教材は見開き1ページに1単元(1塾技)の構成で、左ページに解説と例題、右ページに練習問題が掲載されています。まずは解説を確認し理解します。例題は、時間の余裕があれば自力で解きましょう。時間に余裕がない、または自力で解くには手ごわいような場合は、例題は自力で解かずに読んで理解に努めましょう。右ページの練習問題は自力で解いてください。

中3の夏休み頃に終わらせられるとよいでしょう。

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塾で教える高校入試 数学 塾技100

⑤ 過去問および模試

本プランでは中学数学の範囲を進めてきましたが、高校受験向けの総仕上げとして過去問と模試を活用した学習を行います。

まずは過去問ですが、受験を予定または検討している高校の過去問を使用します。自分で解き、間違えた問題については解説を確認して理解しましょう。過去何年分やるべきかは残された期間、受験予定の高校数、他教科との兼ね合いなどあるので一概には言えませんが、志望順位の高い高校ほど多くの年次を行ってください。何年分やるかよりもこちらの方が大事なのですが、1度のみ解くのではなくて、2~3回解くことをお勧めします。また、2回、3回解いても間違える問題については、そのような問題を集めたノートを作成してもよいかと思います。何度も間違える問題は弱点ですので、そのノートを繰り返し確認することで弱点克服につながります。

中3になると受験本番に向けて模試を受けると思います。模試の結果に一喜一憂するかと思いますが、模試を受けたら必ず復習をしてください。間違えた問題については、次に同じ問題が出たときに間違わないようにすることが大切です。また、過去問の箇所でも書きましたが、再び間違えそうな問題(自信のない問題)についてはノートを作成し、繰り返し復習するというアプローチもよいかと思います。

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