中学生になると中間テストや期末テストといった定期テストを受けるかと思います。これらのテストは、中学校の成績(内申点)に影響するので、きちんと対策をしたうえでテストに臨むべきです。
ここでは定期テストに向けた対策について書きたいと思います。
定期テスト対策の考え方
定期テストは、基本的に学校の先生から試験範囲の案内があるかと思います。テストの何日前に案内されるかは学校によって異なるかと思いますが、その試験範囲をもとに対策を打つことになります。
対策と言っても、テスト前に勉強をするということになりますが、ただやみくもに勉強するのではなくて、自分にあった作戦を立てたうえで勉強するべきです。
人それぞれ状況は異なるので一概には言えませんが、次のようなことを考慮の上計画をたてるのがよいと思います。
- 自信がある教科かどうか。
- 暗記が必要な教科(テスト範囲)かどうか。
- 理解が必要な教科(テスト範囲)かどうか。
- 成績をあげたい教科かどうか。
1「自信がある教科かどうか。」は、例えば数学は学校以外に学習していて基本的に理解していて自信があるかもしれません。社会は好きな教科なので学校の授業でだいたい理解しているということもあるかもしれません。逆に、理科は不得意でテスト範囲についてあまり頭に入っていないということも考えらえます。このように、自信があるかないかで、テスト前対策をする教科の比重を考慮します。
2「暗記が必要な教科(テスト範囲)かどうか。」は、社会や理科の用語などは、その単元の大枠の理解は必要だとしても、用語のインプット(暗記)が必要になります。また、英語の単語なども同様です。このように、暗記が必要であり、また暗記してしまえば解答できるものについては、暗記するという勉強が必要になるかと思います。
3「理解が必要な教科(テスト範囲)かどうか。」は、主に数学や、理科のうち計算が求められるものが当てはまります。これらは暗記だけでは対応が難しく、解き方を理解し、実際に解くという練習が必要でしょう。
4「成績をあげたい教科かどうか。」は、主に中3の場合に考える必要が出てくるかと思います。高校受験には内申点といものが影響してきます。東京都に関して言えば、都立高校の一般入試は、約30%の比率で内申点が影響します。そして、その内申点は、英数国理社の5教科は1倍、その他の4教科は2倍した数字を使用することになります。すなわち、都立高校受験の内申点の視点では、英数国理社の成績を1あげるのと、その他の4教科の成績を1あげるのでは、その重みが異なってきます。このため、どの教科の成績をあげるべきか、という観点が加わってくるケースがあると思います(東京都の都立高校入試の詳細については、東京都のホームページなどをご確認ください)。
上記のような点を考えたうえで、どの教科を優先するかや、なんの教材をどのように使って対策するかということを考えます。
そして、試験前に学習計画をたてましょう。
定期テストの学習計画
学習計画は、大きく2点を整理すればよいでしょう。
- どの教材をどのように使用するか。
- いつ、どの教材のどの範囲を学習するか。
1「どの教材をどのように使用するか。」は、例えば教科書や学校で配布されたプリントの用語を暗記するや、ワークを解く(1回だけでなく、2回解くというのもあるかもしれません)などです。
2「いつ、どの教材のどの範囲を学習するか。」は、1で整理した学習内容について、それをいつ実施するかを考えます。この、いつ実施するかを整理するとき、テストの前々日~前日は復習用に時間を設けておくとよいかと思います。
以下に定期テスト向けの学習計画を整理するフォーマットをPDFで用意しました。1枚目は、1の「どの教材をどのように使用するか。」を整理するもの、2枚目は2の「いつ、どの教材のどの範囲を学習するか。」を整理するものです。2枚目は18日分記載する行を用意してあります。日付を記入の上ご利用ください。