子どもに学習させるということ

子どもに学習させるということは、言うほど簡単ではないと思います。なかには勉強好きな子もいて、率先して机に向かうかもしれません。しかし、そうでないお子さんの方が多いのではないかと思います。
私には子どもが2人いますが、2人とも率先して勉強するタイプではありません。学校の授業は真面目に受けていると思います。学校の宿題も真面目にこなしているようです。ですが、自分からそれ以上のことをやるかと言うと、そうではありません。

この対策として考えられるものに、塾に通わせるというものがあると思います。塾に通わせることのメリットのひとつは、塾という強い強制力の枠組みの中で勉強をさせるということがあると思います。ですが、我が家は塾ではなくて家庭で学習させるという方針がありました。そんな我が子に対して、今のところ私がどういう考えで、どう学習させるように取り組んでいるのかを今回は書きたいと思います。子どもに学習させるということに課題を持っているご家庭の参考になれば幸いです。

私なりに考えて今のところまあまあ成功しているなということが2つあります。次の2点です。

  1. 突然やると言い出さない
  2. 少しずつ増やしていく

1の「突然やると言い出さない」というのは、随分前から、「いついつからなになにの勉強を始めるからね。」と、何回も伝えるということです。大人でさえ、「来週から英語の勉強を始めるからね」と立場が上の人から急に言われても素直に対応できないと思います。子どもなら尚更だと、私は思います。このため、具体的には、我が家では「小5になったら英語の勉強を始めるからね」と、上の子には小4の半ばころから何回も伝えてありました。我が子がそれをどこまで本気にしていたかは分かりませんが、それがあったせいなのか、そんなに大きな問題もなく学校以外の学習に入ることができたと思います。今は、中3終了までの学習プランを時折見せて、現状とその先のことを伝えて理解してもらうようにしています。

2の「少しずつ増やしていく」は、最初から大量のことをやらせないということです。先週までやっていなかったことを、今週から、しかも大量にやることになったら、大人でも嫌だと思うのではないでしょうか。子どもなら尚更です。そのため、徐々に量を増やしていくということに気をつけました。当サイトで提案している学習プランでも、小学生から開始する場合は小5から英語、そこに小6から数学を追加しています。開始時期によっては重なってしまうかもしれませんが、少しずらすという工夫はできると思います。さすがに中2から開始となると、高校受験までに残された時間が少ないので、そんなに余裕を持ったことはできないかもしれませんが、それでもペース配分で調整はできると思います。

大切なことは、継続して学習する下地を作ってあげることだと思います。あらかじめ言っておく、徐々に増やしていくというのは、いくらでも工夫ができることだと思います。これを子どもが自分で考えることはなかなか難しいことだと思いますので、こういう所を、親が気にしてあげられるといいのではないかと、私は思います。

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